ゆうこのつぶやき2007年3月(長女誕生編)



3月23日(金)

3人目の出産となるとどんなに早いかと思いつつ、予定日の20日を過ぎてしまいました。
仕事的には、出産が遅くなったおかげで予定していたことよりもいろんなことが片付いて大助かり。
という訳で、予定日過ぎても仕事している私。
この日は夫が岡山に出張。
夕方5時過ぎに電話があり、「このまま飲みに行きたいけん今日泊まってもいいか?」と言われる。
いつ出産になるかわからんのに何考えてんの???しかも明日は卒園式。
年中さんのひろくんだけは式に参加するので送迎もしなきゃいけなし・・・・・。
しかも私自身風邪気味で、鼻水タラタラ・・・・・。
怒気をふくませながらも「好きにしたら〜」と答えると、夫は帰ってきませんでした・・・・・。ムカッ!!

しんどいながらも子供らとお風呂に入り就寝。
・・・・・しかし、なんだかお腹が痛い・・・・・・・・・・・。
このまま陣痛来たらどうしよう〜・・・・夫もいないのに・・・・・と考え出したら気が立って寝られない。
しかも寝られないから風邪も悪化し、鼻水タラタラ、頭も熱っぽくなってきた!
夫にメールし、現状を伝える・・・・けどもちろん飲んでるから帰ってこれないし、明日は早めに帰るとのこと。
後で聞いた話によると、この日の飲みは楽しくなかったとのこと、そりゃそーだろ!
私もハラハラしながら一夜を過ごす。あ〜・・・心細いよ〜・・・・。



3月24日(土)

朝7時過ぎに夫が帰宅。
はーっよかった!!!ほっとして泣きそうになる。
お腹はしばしば張っている・・・・けどそんなに痛くはない。
9時過ぎにひろくんは保育園へ。卒園式に参加。
11時20分にお迎えに行く。今日は妊婦検診の日なので、そのまま全員で産婦人科へ。
陣痛かもしれないので一応入院準備もして行く。

検診を受けると、まだ赤ちゃんが上の方の位置にいるとのこと。
また陣痛の間隔が詰まってきたらおいで・・・・・ということで、子宮口軟化の注射もうけて帰宅。
帰宅すると、内診で刺激を受けたからか5分おきに張りがくる。
あんまり痛くないけど、3人目だし病院に電話して夕方5時過ぎに入院となった。

しかし、風邪で、鼻水と痰が出まくり。こんな状態でお産はしんどいな〜。
お腹に赤ちゃんの心音とお腹の張りをみるモニターをつけて横になる。
風邪引いてるのと、前日あまり眠れなかったこともあって、ウトウトしてるまに陣痛は遠のいてしまった。

しかもこの日は出産ラッシュ。ついには陣痛室を追い出され、普通の病室へ移された。
夜中には「黒田さん、もう陣痛来てないですね〜。風邪薬飲んでゆっくり休んでください〜」と言われ、モニターまではずされた。
あ〜、何だったんだ〜・・・・・。



3月25日(日)

翌朝の診察で、「帰っていいよ」宣告。
赤ちゃんの位置がまだ上の方なんだそう。
思えば、上の2人の時も同じこと言われたよな〜。
結局病院で風邪薬もらって、一泊寝たってかんじで無駄に終わる。

昨夜の入院速報で、香川から実母まで駆けつけてくれたけど、これも無駄足。
「ほんだらお母さんも帰るわ〜」とそのまま帰ってしまった・・・・お母さんごめんね!
どっちみち、月曜日にまた診察に行くことになった。



3月26日(月)

この日も出勤。おかげ様で本当に仕事が一段落し、夕方病院へ。
今度はもう予定日1週間過ぎちゃうので、管理入院することになった。
先生が「いつ入院する?」と聞くので、
「先生、4月生まれにはならないですかね〜?」と聞いてみる。
ここまできたら、できれば早生まれよりかは4月2日以降産まれの方がいいじゃん?
生理の周期が人より長い私。通常28日周期くらいなんだけど、私は35日以上あいてる。
たぶんだけど、予定日ってもっと遅いと思うんだよね〜・・・・素人の考えですが。
けど「無理無理、4月2日っていうともう42週すぎちゃうからね。」と却下されちゃいました。
急に胎盤の機能が低下したりするので、そこまでは待ってくれないとのこと。
という訳で、大安の水曜日に入院することに決定しました。



3月28日(水)

今日はいよいよ入院の日。朝8時半までに病院に行かなければならないので、子供らを保育園に送ってその足で病院へ。
普通に陣痛室に入り、今日は内服薬で陣痛を促進するとの説明を受けました。

錠剤を飲み、モニターをつけて様子を見ます。
軽くお腹が張ってきくるものの、なかなかいい陣痛がきません。
夕方までに6錠飲んで、本日は終了。何度も内診して刺激を受けたりしましたが、赤ちゃんがまだまだ上の方とのこと。



3月29日(木)

今日は陣痛促進剤を点滴で入れる。
昨日よりは強い陣痛がついてくるが、なかなか7分間隔以上には進んでこない。
ここの病院の陣痛室は2つベッドがあって、カーテンで仕切られていますが、隣に人が入ってきました。
なんとその人も3人目出産。家が遠いこともあって、早めに病院に来たとのこと。
けっこう痛みに強いタイプらしくて、もの静かに陣痛に耐えてる様子。

結局この日も、私はいい陣痛がつかなくて夜には点滴終了。
夕飯後は少しでも・・・・と病院内をフラフラ歩き回ったり、階段を上り下りしたり。

隣の人も、なにやら陣痛がすっかり弱くなったらしく、陣痛室でゴーゴー寝まくる妊婦二人。
看護師さんに笑われました。
初産の人なら、陣痛室に入っただけで緊張するし、少しの痛みでも「いたたた・・・」となるらしいのですが・・・。
私も隣の人も3回目の出産。少々の陣痛がきても、このくらいではまだまだ産まれないことを知っているので余裕の表情。
「モニターではそれなりの陣痛も来てるのに、よ〜寝れるな〜」と言われたのでした。



3月30日(金)

さて管理入院3日目。
激しい陣痛が来てる訳ではないので、しんどいってことはないのですが、さすがに疲れてきました。
はやく何とか片付いて欲しいって気持ち。
朝の診察で、「今日はもう出すからね〜。陣痛がつかなかったら切る(帝王切開)からね。」と先生に宣告されました。
朝様子を見に来てくれた夫ともに看護師さんから話を聞く。
帝王切開になるとしたら、今日の夕方だろうとのこと。それまでは点滴で様子を見て、てきれば破水を試みたりするらしい。
という訳で、夫は夕方また病院に来ることにして仕事へ。

夫はできれば出産の時に立ち会いたいと言っていました。
立ち会うといっても分娩室に入るんじゃなくて、その場にいたいってこと。
上の2人とも、しんどいときに背中さすってもらって、出産のときは分娩室の外にいたからね。
でも、今回はそれも無理かな〜と半ばあきらめ。
私も今回は孤独な出産を覚悟したのでした。

さて、朝から点滴してますが、なかなか激しい陣痛がこない。
先生が何度も内診してくれて、破水を試みてくれてるのですが、赤ちゃんが上の方にいて、先生の手が届かないとのこと。
昼食は軽めにするように指示されました。手術を前提にってことかな〜。
「ちょっと、寝てるんじゃなくて、30分ほど座ってみて。少しは赤ちゃんが降りてくるかも。」と座ってみて
その後また内診。陣痛が来るのを待って人工破水を何度も試みる。
先生が「手が痛い」ってつぶやいてましたが、私も痛いんだよ!
とかなんとか言ってるうちに「ぷつっ」と音が・・・・。
「今破水させたからね!けど、泣きたいくらい赤ちゃんは上の方だな〜・・・」
「ううう・・・・私も泣きたい・・・・」 
この時点で午後3時半くらい。

しかし、破水させた途端にだんだんと陣痛が強くなってきました。
今まで息遣いを乱すこともなかったのに、深呼吸しないと耐えられないようになって来ました。
先生も何度も様子を見に来てくれ、午後4時過ぎ内診。
「うん、赤ちゃんが大分下がってきてるよ。子宮口は4センチくらい開いてるかな!」
この時点で下から産めそうそ確信した私。
しかし、帝王切開の準備のため剃毛することに。
なんと大きなお腹の毛を全部剃るんですね〜!!知らなかった・・・。
だんだんと激しくなる陣痛を「ひっひっふー」で逃してる私のお腹の毛を、丁寧に剃ってくれる看護師さん。
カミソリの刃が気になって、めちゃくちゃ長時間に感じました。

陣痛室に戻ると、夫が来てくれてました。このとき5時すぎ。
状況を説明しようとしたら、先生の診察が。
もう、陣痛室から診察室までの短距離の移動にも、陣痛が来てストップしてしまう。
診察すると、子宮口8センチ、赤ちゃんも降りてきてるとのことで
「黒田さん、よかったね!!お産ができるよ!!!」と先生も喜んでくれました。
ひっきりなしに来る陣痛。あまりの痛さに「帝王切開の方がよかったかも」とちらっと考えたりして。
陣痛室に戻り、トイレに行きましたが、「うんこしたいのに、おならしか出ん〜。なんにも出んかった。」
と看護師さんに言うと「きばりたい感じ?そしたら分娩室でがんばってみる?」と聞かれ
ようわからんけど、分娩室にいけばもう終われると思って「うん」と答えました。

夫は保育園のお迎えを義母に頼んで、ついていてくれることに。
分娩室に入り、バタバタと用意をしてくれる看護師さんたち。
看護師さんの「ほぼ全開大ですね」という言葉にプッツンきました。
「なんだ〜、子宮口全開ならもういきんでもいいんじゃん〜」と思ってしまうと、もう陣痛をのがすことができなくなりました。
「黒田さんまって〜、まだ先生がきてないけん!!」
「赤ちゃん飛び出すよ!!」
とか言われながら、なんだか手で出てくるのを押さえられてる。
先生が駆けつけてくれて、もう一度いきんだら、ぶりっと出てきました。
「おんぎゃあ!おんぎゃあ!!」と産まれた瞬間に2回泣いた娘。
3月30日6時1分、3062gの元気な女の子の誕生でした。
兄弟の中で一番小さいですが、まあ3000あるから立派な方かな。
抱かせてもらうと、「やっと会えたね〜!」と言ってしまいました。
長かった・・・・・・破水して本格的な陣痛が来てからはすごく早かったけど、それまでがどえらい長かった・・・・・。
次男が生まれたときは「これならまだまだイケる」と思いましたが、今回は「お産はもうええわ・・・」と思いました。

処置が終わると、私に出た病院の給食を勝手に平らげた(笑)夫が分娩室に入ってきました。
偶然にも誕生の瞬間に立ち会えた夫。「タイミングよかったね!」というと
「ほんま。今回はシリのひとさすりもせずに済んだの〜。」
・・・・・そうね、一人でよく頑張った私。けど、ほんとに痛くなってからは早かったけんな〜。

保育園に迎えに行って、そのまま病院に来てくれた義母と子供たち。
私には会えませんでしたが、新生児室のガラス窓ごしに、赤ちゃんに会えたらしい。
ひろくんはそのときに「かわいい〜」と言っていたらしい。まだまだおサルなのにね!

今回産後にけっこう大量の出血があり、子宮収縮のための筋肉注射をうたれ、子宮中の悪露を拭くような処置を受けました。
「子宮が疲れちゃったのかな〜」と先生に言われました。
3人目だから?人工的に陣痛をつけたから?
その後の経過は順調だったのでよかったけどね!

という訳で、今回のお産は長期戦ののち、無事下から産むことができました。
しかし・・・私のお産には毎度帝王切開がちらつきます。
切るよ、と先生に脅されないと、出てこようとしない子供たち。
・・・・そんな気がします(笑)。


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